オーストリアの陶芸家、マッティアス・カイザー氏を訪問

WAZARS - Slow Life & Design

DSC_0029現代陶芸界に多大な影響を与えたルーシー・リーの故郷として知られるオーストリア。その首都ウィーンからローカル線で2時間ほどの、グラフェンドルフという町に窯を構えた、オーストリアを代表する陶磁器作家、マッティアス・カイザー氏の窯を訪問してきました。最近では、2015年2月にザ・ニューヨーク・タイムズ誌に彼の記事が載ったばかりです。

まだまだ開店準備中で、実績も無い私達を暖かく迎えてくれたカイザー氏。少しはにかんだ笑顔が素敵で、真面目でいて、かつユーモラス、流暢な英語を操る、とても親しみやすい方でした。

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世界各地で展示会や、作品の販売をされているので、お弟子さん等がいらっしゃるのではないかと思いきや、一人で制作に没頭するタイプで、ひとたびクレイを手にして制作を始めると、夜中まで没頭してしまうそうです。

カイザー氏は、まるで掘りごたつのようにセッティングされた、手動のろくろを、地下足袋を履いた足で器用に操ります。電動式よりも、ずっと勝手がいいそう。そして、靴よりも、靴下よりも、地下足袋が一番使いやすいとのことで、すり切れるまで使い込んでいます。瀬戸と唐津で学んだ事もある、そんな経歴からくる選択なのかなと、思いました。

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きれいすぎるクレイよりも、語りかけてくるようなミネラルの混じりっけのあるクレイを好み、

チェコ共和国でようやく見つけたクレイが、彼の作品には欠かせません。そして、バラの花が咲き誇る庭先では、大きなバケツの中で、灰と水とが釉薬に使われるのを待っています。

素材とその行程に自由に語らせるのが、カイザー氏流の陶芸。小さな2つのガス窯で焼き上げる彼の作品は、黒瀬戸の釉薬がスムーズに表面に流れだす前に取り出して、不思議なぽつぽつしたテクスチャーを創り出したり、焼き上がった表面を敢えて削ったり、完璧というよりは、道しるべを与えて、素材を自由にあそばせて、最後に再び、自分の感覚で手を加えて完成させる。そんな彼の作品は、一見シンプルなフォルムとは裏腹に、その素材感と、計算された細やかな細部の表現とバランス、そしてその圧倒的な存在感が特徴です。

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談笑しながら、庭で採れるさくらんぼや、野いちごを摘んで、私達に振る舞ってくれたカイザー氏。とても自然体で、草木と戯れながら暮らす、彼のライフスタイルと、NYや日本、イラン等で学んだ、インターナショナルな審美眼が、和食器のようでいて、コンテンポラリーな雰囲気を持つ、彼の作品達に繋がっているのでしょう。

WAZARSストアでも今秋より、カイザー氏の食器類を取り扱う予定です。美術品さながらのたたずまいですが、レストランで食洗機にかけて、がんがん使いながら2年使用しても、全く問題なしという頑丈さ。お気に入りのカップやティーポットを毎日使いたいなと思います。

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Atelier of Matthias Kaiser

 

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